
朝、5時前に目が覚める。
出発は6時という事になっているので多少早いが、そのまま起きる。
周囲を確認するとすぐ近くに友人Mさんの車が。
寝ている間に無事到着したらしい。
朝食を済ませて着替えたり準備をしていると、起き出してくるMさんとHさん。
同じく準備をし、二人がトイレに行ってくると行って戻ってくると
御殿場登山道、案内だと7時間と書いてあるが実際は10時間くらい掛かる。という話を聞いてきたらしい。
Mさんの体調が万全とは言いがたい上、流石に10時間掛けて登ったところで
下ってくる頃には真っ暗である。
それで再びどうするか話し合った結果。
とりあえず水ヶ塚公園に行って、シャトルバスの時間等を確認し
登るかどうかも含めて決めるという事に。
水ヶ塚公園に移動し、また休憩で駐車。
シャトルバスの時間を確認すると30分毎に一本、22時まで出ているらしく、復路も同じとのこと。
出発の時刻は大分遅くなってしまったが、いくらなんでも22時までには戻ってこられるということで
富士宮口から登る事にし、係の人に駐車料金1000円を支払って車を移動。
準備自体は御殿場口で終えているので、シャトルバスの発車時刻まで時間を潰して乗車。
マイカー規制だけあり、全く他の車が居ないのは快適だったけど
登山道に続く道だけあって、かなり上下左右に揺れる。
少し酔いそうになりながらも、外の景色眺めたりして気を紛らわせる。
30分ほどバスに揺られ続け、富士宮口登山道入り口へ。
自分達以外にも数人同じバスに乗っており、先に登っていく。
実際はこの下に階段があったり売店やトイレがあったりするけど、ここからスタート。
頭上には雲はほとんどなく、綺麗な青い空が広がっていて、絶好の登山日和。
ゆっくりと登りながら雑談しているとあっという間に六合目。
宿泊も出来るし、山小屋なんだろうけど
普通に土産物などが置いてあるので印象としては売店に近い。
疲れてもいないし、焼き印を押す訳でもないのでスルー。
上を見上げると、山頂らしき物が。
真っ青な空をバックに、テクテク登ります。
たまに休憩も挟みます。
水分補給は大事なので。
7月半ば、それも平日という事もあって登山客はまばら。
とても快適に歩けます。
そんなこんなで新七合目。
吉田口は山小屋多すぎて忘れたけど、富士宮口は五,六,新七,元祖七、八、九、九合五勺、山頂と、山小屋があります。
ここでは軽く休憩だけして、とっとと次へ。
そんな感じで元祖七号目。
元祖とか新とか、何がどうなってこうなったのか。
結構な急勾配を登って
八号目。
登り始めた時は、ここが頂上だと思ってたんですよね。
この登山道登るの2回目だというのに。
で、八号目。
最初は麓側のベンチに座っていたんですが、風が冷たく、普通に寒くなってきたので山頂側のベンチへ。
ここで名古屋で飲食店にお勤めの方とお話。
というかこの方、同じバスだったんですが、園芸なんかに使うイボイボの着いた緑色の棒を持ってまして
なんだろう、とは思ってたんですが、聞いてみたら山頂でシャボン玉を作る為の道具だそうで。
人が入れるレベルのシャボン玉を作るらしく、シャボン液も何か色々と混ぜて割れにくくしてあるらしい。
富士山でシャボン玉とか、なんかかっけー。
と、そんな感じで雑談後、出発。
そして九合五勺。
……いや、この区間も適当に雑談しつつダラダラ登っただけなんで。
時折見かける小鳥。
調べたらホオアカっぽいんだけど、よく分からない。
「あばよ!」と言わんばかりに飛び立っていった。
そんな感じで小鳥に癒やされつつ山頂に向けて歩き出す。
が、Mさんが寝不足もあって調子が悪く、少し休憩する事に。
そしてその横でHさんと昼食。
一つ前の休憩でおにぎりを一つ、食べてしまったのでおにぎり二つを平らげる。
この時点で「あー、これ絶対に途中でお腹空くわー……」と確信する。
ていうかおにぎり三つじゃ足りないな、俺の場合。
むしろなんで行けると思ったのか、昨日の買い出し時の俺を殴りたい。
若干回復したMさんも食事を摂ってから再出発。
近いようで、意外と掛かる。
相変わらず適当に雑談しながら、Mさんを引き離しつつ登ります。
で、浅間大社奥宮に到着。
「竜の巣だ!」とか言いながら休憩しつつMさんを待ち、剣が峰方面に。
遙か先に見える剣が峰。
雪の残る火口。
そして日本最高峰へ。
写真撮ったり軽く休憩してから下山。
が、降り始めた直後に雨に降られる。
さっきまですげーいい天気だったのに!
すぐにレインウェアを着込んで雨対策
で、雨に降られながら20分ほど下っていたら雨が上がる。
まだ周辺に雲は残っているし、念のためにレインウェアは着たまま。
Mさんが、やはり調子悪いらしく、ゆっくりと下る。
なんだかんだで、シャトルバス乗り場に着いたのが19時50分頃。
20時発のバスがあったのでそれに乗って後は何もしなくても駐車場まで……
と、思って居たのだが。
バス、すげー揺れる。
もうこれでもかって位揺れる。
周囲も暗い上、体力消耗してるせいか、酔いました。
「後○分我慢すれば駐車場……、後○分我慢すれば……」と頭の中で繰り返しながら揺られる。
なんとか吐いたりはしなかったものの、衰弱が激しい。
もうヘロヘロな状態で靴を履き替えたり着替えたり。
少し休んでいくという二人に別れを告げ、近くのコンビニまで移動。
が、近くのコンビニが遠い。
駐車場で少し休めばよかったと後悔しつつコンビニへ。
とりあえずおにぎりだけ買って車に戻り、休憩。
なんとか多少回復してから家路に。
結局、自宅に帰り着いたのは22時前。
風呂に入ってから布団に倒れ込むように就寝。
コメント